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分子生物学:NFAT活性化に関するsiRNAスクリーニングによって、セプチンがストア作動性Ca2+流入の調節因子であることが明らかになった
Nature 499, 7457 doi: 10.1038/nature12229
ストア作動性Ca2+流入のSTIM1–ORAI1経路は、細胞のCa2+シグナル伝達の必須の構成成分となっている。STIM1は、生理的刺激に応答して細胞内Ca2+貯蔵(ストア)が大幅に減少したことを感知して、小胞体中で細胞膜に並置した結合部位に移動し、そこに細胞膜Ca2+チャネルであるORAI1を動員して、そのゲートを開かせる。今回我々は、HeLa細胞で全ゲノムRNA干渉スクリーニングを用いて、フィラメント形成タンパク質であるセプチンがストア作動性Ca2+流入の重要な調節因子であることを突き止めた。セプチンの作るフィラメントとホスファチジルイノシトール-4,5-2リン酸(別名PtdIns(4,5)P2)は、STIM1–ORAI1クラスターの形成前および形成中に小胞体と細胞膜の接合部に局所的に再配置され、STIM1がこのような接合部位へ選択的に移動しやすいようにし、ORAI1の安定な動員を促進する。接合部位でのセプチンの再配置は、PtdIns(4,5)P2の再編成と効率的なSTIM1–ORAI1情報交換に必要である。セプチンは、樹状突起棘、酵母出芽部分、一次繊毛などの特殊化した膜領域の境界をはっきりさせ、小胞輸送、細胞極性、細胞質分裂などの細胞過程で細胞膜拡散の障壁となったり、シグナル伝達のハブとして作用したりすることが知られている。我々の結果は、セプチンがSTIM1–ORAI1シグナル伝達に重要な、高度に局在化した細胞膜ドメインの構築も行っていることを明らかにし、セプチンが他のシグナル伝達過程に関連する細胞膜ミクロドメインの組織化を行っている可能性を示している。

