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再生医学:爪上皮におけるWnt活性化が爪の成長と指の再生を結びつける
Nature 499, 7457 doi: 10.1038/nature12214
哺乳類の指でも部分的には、両生類の場合のように切断後の再生が可能である。この能力が爪のついている領域に限られている理由については不明である。本研究では、爪の幹細胞(nail stem cell;NSC)が近位の爪母基に存在しており、NSCの分化を制御する機構と、指の再生を調整する能力が直接結びつけられていることを示す。初期の爪前駆細胞は、Wnt依存的に爪へと分化する。切断後、このWnt活性化は爪の再生や、間葉系芽体の成長を促進する神経の誘引に必要であり、指の再生につながる。Wnt活性の高い爪前駆細胞よりも近位で切断すると、爪や指は再生できない。ただし、NSC領域でβ-カテニンを安定化すると再生が起こる。以上の結果は、NSCの分化と指の再生を結びつけ、NSCを新たな切断治療法の開発に応用できる可能性を示唆している。

