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分子生物学:53BP1は、DNA損傷でH2Aの15番目のリシンに誘導されたユビキチン標識を読み取る分子である

Nature 499, 7456 doi: 10.1038/nature12318

53BP1(別名TP53BP1)はクロマチン関連因子であり、非相同末端結合による免疫グロブリンのクラススイッチやDNA二本鎖切断(DSB)修復を促進する。53BP1は、DNA修復においてその機能を果たすために、RNF168ユビキチンリガーゼの下流でDSB部位に集合する。ユビキチンが53BP1を切断部位へ誘導する仕組みはまだ不明であるが、53BP1の再局在化には、そのTudorドメインによってヒストンH4の20番目のリシン残基(H4K20)のメチル化を認識することが必要である。本研究では、脊椎動物の53BP1がDSB部位の側面にあるクロマチンへ誘導される仕組みについて明らかにする。53BP1は、ジメチル化されたH4K20(H4K20me2)と、15番目のリシン残基がユビキチン化されたH2A(H2AK15ub;クロマチンへのRNF168の作用の産物)を含むモノヌクレオソームを認識することがわかった。53BP1は最小単位で二量体としてヌクレオソームへ結合し、これには、すでに特性が知られているメチル化リシン結合性Tudorドメインと、ユビキチン化依存性誘導(UDR)モチーフと命名されたカルボキシ末端側の領域が用いられる。UDRは、H2A尾部のH2AK15ubとその周囲の残基により形成されたエピトープと相互作用する。従って53BP1は、DSBシグナル伝達で作り出されたヒストンの「コード」を認識する、二価のヒストン修飾の読み取り分子である。

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