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古生物学:中国で出土したジュラ紀の鳥群恐竜化石によって明らかになった鳥類の初期系統発生史

Nature 498, 7454 doi: 10.1038/nature12168

中国東北部遼寧省のジュラ紀中・後期の髫髻山(Tiaojishan)累層で、保存状態の良好な羽毛を伴う小型の原鳥類(Paraves)の獣脚類恐竜化石が最近発見され、そのために、発見以来最も原始的な鳥類として重要な扱いを受けてきた始祖鳥(Archaeopteryx)の位置付けに対して異論が出ている。始祖鳥を鳥群(Avialae)の基部からデイノニコサウルス類の中に移せば、前肢のみの推進力による典型的な鳥類の飛翔は少なくとも2回進化したか、もしくは一部のデイノニコサウルス類で後に失われたか変化したことになる。本論文では、髫髻山累層(中国遼寧省)で出土した新種の原鳥類の完全な骨格について報告する。この新しい分類群を原始的原鳥類の包括的な系統解析結果の中に組み込むことで、以下の5点が明らかになった。(1)この新種原鳥類が最も原始的な鳥群として復元される。(2)始祖鳥が鳥群であることが確認される。(3)トロオドン科が鳥群の姉妹群として位置付けられる。(4)原鳥類内の動力飛行の単一起源性が裏付けられる。(5)原鳥類および鳥群の初期多様化はジュラ紀中・後期に起こったと考えられる。

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