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構造生物学:ヒトでの転写開始における重要なステップの構造的可視化

Nature 495, 7442 doi: 10.1038/nature11991

真核生物の転写開始には、一般的な転写因子群が会合して開始前複合体になることが必要であり、これによってRNAポリメラーゼII(Pol II)の転写開始点への適切な結合が確実になる。構造情報がないため、この会合の分子レベルでの機構と会合体の機能はまだ解明されていない。本研究では、低温電子顕微鏡法を用い、in vitroでの再構成システムによって、ヒトのTBP、TFIIA、TFIIB、Pol II、TFIIF、TFIIE、TFIIHのプロモーターDNAへの段階的な会合を解析した。この構造解析によって、転写開始のさまざまな段階における擬似原子モデルが示され、例えば、どのようにしてTFIIFがPol IIとプロモーターDNAを会合させ、閉鎖型の開始前複合体と開放型プロモーター複合体の両方を安定化し、転写開始点の選択を調節するかといった、非常に重要な分子間相互作用が明らかになる。開放型と閉鎖型の開始前複合体の比較は、TFIIHヘリカーゼであるXPDとXPBの位置とともにXPBのDNA転位モデルを支持し、プロモーター開放におけるXPBの必須の役割を説明する。

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