Review

生化学:Gタンパク質共役受容体の分子的特徴

Nature 494, 7436 doi: 10.1038/nature11896

Gタンパク質共役受容体(GPCR)は生理学的に重要な膜タンパク質で、ホルモンや神経伝達物質などのシグナル伝達分子を感知し、そのために複数の処方薬の標的となっている。この受容体の研究は最近めざましく進展しており、医学的に重要な複数のGPCRの構造と機能に関して新しい手がかりがもたらされている。今回我々は、高分解能で得られたGPCRの構造の系統的な解析を行い、GPCRの折りたたみ方を規定している非共有結合の保存されたネットワークを明らかにする。さらに、比較解析により、受容体が活性化されている際のリガンドの結合およびコンホメーション変化の特性を示す。GPCRの分子生物学的特性とシステム生物学的特性を総合する全体論的解明は、新規な治療法と個別化医療にとって期待できるものとなるだろう。

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