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地球:マリオン海膨を支える枯渇したマントルの証拠としての薄い地殻
Nature 494, 7436 doi: 10.1038/nature11842
全球の海嶺系は海膨が支配的であり、マントルのホットスポットと関連する海嶺軸の深さの大きな変動を反映している。あまり研究が行われていないマリオン海膨は、長さと深さについてはアイスランド海膨と同程度であるが、ほぼその全長にわたって高地ではなく、軸谷が存在している。マリオン海膨には、南西インド海嶺に沿って系統的な試料採取を行い、その全長にわたって地殻構造を直接調べることが可能だという独自の特徴がある。本論文では、アイスランド海嶺とは異なり、カンラン岩が海膨上の高地に広範囲に露出していることを示し、断裂した海膨全体で地殻が全般的に薄く、多くの所で欠落していることを明らかにしている。したがって、マリオン海膨の大部分は、厚化した地殻や大きな熱的異常ではなく、南西インド海嶺下で密度の低い枯渇したマントルを生成した古代の融解事象に対するアイソスタシー的応答であると考えられる。この枯渇したマントルの起源はおそらく、カルーとマダガスカルの洪水玄武岩事件の際にアフリカのアセノスフェアへ貫入したマントルである。

