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再生医学:心臓再生を誘導するmiRNAを機能的スクリーニングによって同定

Nature 492, 7429 doi: 10.1038/nature11739

哺乳類では、胚発生段階における心臓の拡大は主に心筋細胞の数の増加により起こる。しかし、出生後まもなく心筋細胞は増殖を停止し、それ以降の心筋の成長は既存の筋細胞の肥大によってもたらされる。成体期では心筋細胞の更新がごくわずかしか起こらないため、心筋の再生による心筋損傷修復はきわめて限られている。今回我々は、特定のマイクロRNA(miRNA)の体外からの投与が心筋細胞の増殖を顕著に誘導し、心臓の修復を促進することを示す。我々は全ゲノムmiRNAライブラリーを用いて、新生児の心筋細胞増殖を促進させるヒトmiRNAについて、ハイコンテント顕微鏡によるハイスループットな機能スクリーニングを行った。40種のmiRNAが、新生仔マウスおよびラットの心筋細胞でDNA合成と細胞質分裂の両方を強力に増進した。これらのmiRNAのうちの2つ、hsa-miR-590とhsa-miR-199aについてさらに検討を行い、この2つがex vivoで成体心筋細胞の細胞周期への再進入を促進すること、新生仔および成体動物で心筋細胞増殖を促進することを明らかにした。心筋梗塞後のマウスで、これらのmiRNAは顕著な心筋再生を誘導し、心機能パラメーターをほぼ完全に回復させた。今回同定されたmiRNAは、心筋細胞喪失の結果生じる心臓病態の治療手段として大いに有望である。

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