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遺伝:ヒト赤血球に影響を与える75か所の遺伝子座

Nature 492, 7429 doi: 10.1038/nature11677

貧血は、広範な健康障害の主要な決定要因の1つであり、認知機能障害や発育遅延、身体能力低下を引き起こす。赤血球に影響を及ぼす遺伝的要因をさらに解明するために、我々は135,367人に及ぶ被験者でヘモグロビン濃度とそれに関連するパラメーターの全ゲノム関連解析を行った。本研究では、1つ以上の赤血球表現型に対してP < 10−8の関連を示す75か所の遺伝子座を同定した。これらをまとめると形質ごとの表現型分散の4〜9%が説明される。遺伝子発現の量的形質遺伝子座とバイオインフォマティクスの手法を用い、赤血球の生物学的特性に関係する機能を持つものの多い121個の候補遺伝子を同定した。これらの候補遺伝子は、赤血球前駆細胞に選択的に発現し、43個はマウス(Mus musculus)やキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)でも造血表現型を持っていた。オープンクロマチン領域やコーディング異型の解析では、原因となる可能性のある遺伝的異型が41か所の遺伝子座で同定された。今回の知見から、赤血球の形成と機能を制御する遺伝学的機構と生物学的経路について、幅広い新たな手がかりが得られた。

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