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構造生物学:ツインアルギニンタンパク質輸送系のTatCコアの構造
Nature 492, 7428 doi: 10.1038/nature11683
Tat(twin-arginine translocation)経路は、原核生物の細胞膜に存在する2つの一般的なタンパク質輸送系のうちの1つであり、植物葉緑体のチラコイド膜でも保存されている。Tat経路の特徴となる非常に珍しい性質は、タンパク質を折りたたまれた状態で輸送することであり、この輸送は膜を越えるイオンの漏出を検出可能なレベル以下に抑えて行わなければならない。内在性膜タンパク質であるTatCタンパク質は、Tat経路の重要な構成成分である。TatCは、基質であるタンパク質をそのシグナルペプチドに結合することにより捕捉する。次いでTatCは、TatAファミリーを動員して活性型の膜透過複合体を形成する。今回我々は、超好熱細菌Aquifex aeolicus由来のTatCの結晶構造を報告する。この構造から、Tat膜透過系の核心部分の分子特性と、独特なTat輸送機構の理解の基盤がもたらされる。

