Letter

宇宙:赤方偏移2.05および3.90に位置する超光度超新星

Nature 491, 7423 doi: 10.1038/nature11521

ほかの型の明るい超新星よりも、ピーク光度で約10倍あるいはそれ以上の明るさを持つ、まれな種類の「超光度」超新星が、低赤方偏移から中赤方偏移にかけて最近発見されている。これらの事象のごく一部は、光度がゆっくりと進化し、放出されるエネルギーは約1051エルグに達する。したがって、それらはおそらく、前駆天体の質量が太陽質量の100〜250倍であると推測される「対生成不安定型」あるいは「脈動性対生成不安定型」超新星の実例である。これらの現象は低赤方偏移では非常にまれだが、最初期の星の質量分布が偏っていたと思われるため、高赤方偏移ではより一般的であると予測される。本論文では、ゆっくりと進化する光度曲線を持つ、赤方偏移2.05と3.90の位置にある2つの超光度超新星の発見について報告する。我々は、赤方偏移2および4での現象の出現率が、低赤方偏移での出現率より10倍程度高いと見積もっている。現在の技術を用いた超新星の検出限界はこれまで赤方偏移2.36であったが、超光度超新星が極端に明るいことでこの検出限界はさらに伸び、ビッグバン後に形成された第一世代の星の死について研究する方法が得られる。

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