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免疫:ヒトschlafen11は コドン使用頻度に基づいてHIVのタンパク質合成を阻害する

Nature 491, 7422 doi: 10.1038/nature11433

哺乳類でウイルス感染の結果として生じる最も顕著な結果の1つは、強力な抗ウイルス活性を有するサイトカインであるI型インターフェロンの誘導である。Schlafen遺伝子(Slfn)群は、ISG(interferon-stimulated early response gene)のサブセットの1つであり、インターフェロン調節因子3(IRF3)経路を介して病原体によっても直接的に誘導される。しかし、ISGの多くは機能が不明あるいは完全に解明されていない。本論文では、ヒトSLFN11がヒト免疫不全ウイルス1(HIV-1)などのレトロウイルスの産生を強力かつ特異的に停止させることを示す。我々の研究によって、SLFN11は逆転写、組み込みや転写などのレトロウイルス感染サイクルの初期段階には影響しないことがわかった。だが、SLNF11はコドン使用頻度に依存してウイルスタンパク質の発現を選択的に阻害することで、ウイルス産生の後期段階に作用する。さらに、SLFN11が転移RNAに結合し、HIVの存在によって引き起こされるtRNAプールの構成変化を妨害することが見いだされた。我々の研究は、自然免疫応答における新しい抗ウイルス機構を明らかにしており、この機構ではSLFN11がコドン偏位を見分けることでHIV感染細胞でのウイルスタンパク質の合成を選択的に阻害する。

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