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脳:ドーパミン作動性ニューロンは、非典型的なGABAの放出を介して線条体出力を抑制する

Nature 490, 7419 doi: 10.1038/nature11466

黒質緻密部と腹側被蓋野には、哺乳類脳でドーパミンを放出するニューロンの二大集団が含まれる。これらのニューロンは、運動の企画と報酬に基づく学習に関係するとされている大きな皮質下構造である線条体に、複雑な投射を行っている。突出した刺激や報酬を予測させる刺激に反応して、ドーパミン作動性ニューロンは一過的に活動し、ドーパミンの放出を介して線条体出力を調節し、運動を促進・強化すると考えられている。今回、線条体切片でドーパミンニューロンを活動させると、抑制性伝達物質GABA(γ-アミノ酪酸)の小胞からの放出を介して、直接径路および間接径路の線条体投射ニューロンの活動電位発火が速やかに抑えられることがわかった。GABAはドーパミン作動性軸索から直接放出されるが、小胞性GABA輸送体VGATにはよらず、ドーパミンの小胞への輸送にかかわる小胞性モノアミン輸送体VMAT2の活性を必要とする。また、VGATを欠損したGABA作動性ニューロンにVMAT2を発現させるだけで、GABAの放出を維持することができた。したがって、これらの知見から、ドーパミン性ニューロンが基底核回路に影響を与えるシナプス機構のレパートリーが増えることになり、またVMAT2に依存する新たな輸送基質が示され、GABAはモノアミン作動性ニューロンの本物の共伝達物質として機能しうることが証明される。

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