Review
材料:グラフェンのロードマップ
Nature 490, 7419 doi: 10.1038/nature11458
初めて得られた二次元原子結晶であるグラフェンについては、近年その研究に多くの飛躍的進歩があっただけでなく、大量生産においても大幅な進歩が見られた。炭素原子たった1個分の厚さのこの構造は、きわめて大きい機械的強度、並外れて高い電子伝導率と熱伝導率、ガス不透過性に加えて、ほかの多くの非常に優れた特性を兼ね備えるという独自の特徴がある。そして、これらの特性すべてが、数々の応用に向けてグラフェンを非常に魅力あるものにしている。今回我々は、グラフェンの研究と製造法開発における最近の進展を再検討し、さまざまなグラフェン応用の実現可能性について論評・分析する。

