Review

神経:シナプス小胞のエキソサイトーシスを制御する分子装置

Nature 490, 7419 doi: 10.1038/nature11320

シナプス小胞のカルシウム依存性エキソサイトーシスは、神経伝達物質の放出にかかわっている。SNARE、シナプトタグミン、コンプレキシン、Munc18やMunc13などの、この過程にかかわる重要なタンパク質が見つかっており、構造・機能研究によってこれらのタンパク質の生理学的役割に関する豊富な情報が得られている。しかし、小胞のドッキングからカルシウムによって引き起こされる膜融合までの一連の分子事象について、統一された理解を得るのは意外なほど難しい。本総説では、主に生化学的、また生物物理的見方によって、解明されつつあるニューロン融合装置に重要なタンパク質を機能的に統合していくことを試みながら、分子機構を簡潔に概説する。

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