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宇宙:系外原始カイパーベルト内のカンラン石結晶の彗星に似た鉱物学的特性
Nature 490, 7418 doi: 10.1038/nature11469
いくつかの惑星系は、小惑星や彗星などの微惑星を含むデブリ円盤を有している。このような天体間の衝突によって小さなダスト粒子が生じ、そのスペクトル特性からそれらの組成が明らかになり、したがってそれらの母天体の組成も明らかになる。カンラン石結晶(Mg2−2xFe2xSiO4)の組成測定は、原始惑星系円盤HD 100546や、惑星系の温かい内縁領域にあるカンラン石結晶に対して行われている。後者は、小惑星中の鉄に富んだカンラン石に良く似ている(x ≈ 0.29)。若かった太陽系と類似しているがか座β星系の冷たい外縁領域で、カンラン石結晶が検出されたが、それらの組成はまだ決まっておらず、太陽系にある彗星のカンラン石微粒子全体の組成が系外彗星全体の組成と比べるとどうなのかはまだわかっていない。本論文では、がか座β星のスペクトルにカンラン石結晶の69 μm波長帯を検出したことを報告する。円盤は光学的に薄いので、この結晶は、中心星から15〜45天文単位(1天文単位は地球と太陽の間の距離)の距離にある系外原始カイパーベルトと関連付けることができ、また、マグネシウムに富んだ組成(x = 0.01±0.001)と決定することができ、それらが全ダスト質量の3.6±1.0%を構成することが示される。がか座β星が太陽に比べて重くて明るく、惑星系の構造が異なっているにもかかわらず、これらの値は太陽系内にある最も始原的な彗星によって放出されたダストの値と非常に似ている。

