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発生:Lrp4は神経筋シナプスにおける前シナプス分化のための逆行性シグナルである

Nature 489, 7416 doi: 10.1038/nature11348

運動軸索は骨格筋からの逆行性シグナルを受け取り、これらのシグナルは運動神経終末の分化と安定化に必須である。これらの逆行性シグナルの同定は困難であるとされてきたが、筋肉によるこれらシグナルの産生は、受容体型チロシンキナーゼMuSK(muscle, skeletal receptor tyrosine-protein kinase)とLrp4[low-density lipoprotein receptor(LDLR)-related protein 4]に依存している。Lrp4はLDLRファミリーメンバーで、MuSKと複合体を形成し、神経のagrinに結合してMuSKのキナーゼ活性を亢進する。本研究では、前シナプスの分化の初期段階において、Lrp4が筋肉由来の直接的な逆行性シグナルとしても機能することを示す。Lrp4はMuSK活性化とは無関係に、in vivoでの前シナプス分化に必須とされ、また、Lrp4は運動軸索に結合して、シナプス小胞と活性帯タンパク質の集積を誘導することが明らかになった。以上のように、Lrp4は、agrinに結合してMuSKを活性化して後シナプス分化を促進し、また、前シナプス分化に必要十分な筋肉由来の逆行性シグナルとして機能することによって、双方向性に働き、シナプス形成を協調的に制御する。

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