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細胞:ヒストンH3リシン36のSet2によるメチル化は、転写中の遺伝子でのヒストン交換を抑制する

Nature 489, 7416 doi: 10.1038/nature11326

Set2によるヒストンH3リシン36のメチル化(H3K36me)は転写に伴って起こる反応で、Rpd3Sヒストンデアセチラーゼ複合体の活性化に必要であり、したがって遺伝子のコード領域を低アセチル化状態に保つ働きをする。Set2、H3K36あるいはRpd3Sがないと、アセチル化ヒストンがオープンリーディングフレーム(ORF)上に蓄積し、これはORF中に潜在するプロモーターからの転写開始につながる。転写と同時に働く脱アセチル化経路は詳しく明らかにされているが、アセチル化を引き起こす因子はまだ知られていない。今回我々は、酵母で転写と同時に起こるアセチル化の一部は、ORFにおけるヒストン交換によって行われていることを明らかにする。H3K36のメチル化は、Rpd3S複合体を標的として活性化する機能に加え、H3とヒストンシャペロンとの相互作用を抑制し、コード領域におけるヒストン交換と新たなアセチル化ヒストンの取り込みを妨げる。したがって、Set2はアセチル化ヒストンの取り込みを妨げるとともに、転写中の遺伝子でのこれらのヒストンの脱アセチル化を指示するシグナルとしても働く。この経路は、ORF中から誤った潜在性転写産物の生産が始まるのを防ぐことにより、RNAポリメラーゼIIによる転写の正確性維持に不可欠な働きをしている。

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