Letter 細胞:生理的な毛包再生における幹細胞と子孫細胞の振る舞いのライブ画像化 2012年7月26日 Nature 487, 7408 doi: 10.1038/nature11218 組織の発生と再生は、幹細胞やそのすぐ次の子孫細胞を標的にする細胞間相互作用とシグナルに依存している。しかし、適切な組織再生につながるこれらの細胞の振る舞いについては、あまりよくわかっていない。我々は、新たに開発した非侵襲的な生体二光子画像化法を用い、生きたマウスで長期にわたって生理的な毛包再生を調べた。この手法により、生理的な毛包再生における上皮幹細胞とその子孫細胞の振る舞いを観察し、間充織がそれらの振る舞いにどのような影響を与えるのかを調べた。先行の研究結果と一致して、毛包再生の初期段階では幹細胞は休止しており、その子孫細胞はより活発に分裂していた。さらに、幹細胞子孫の分裂は、毛包内で空間的に組織化されていた。細胞分裂に加えて、子孫細胞の協調的な細胞移動によって、毛包の急速な拡大が可能になる。また、標的細胞除去とライブでの毛包の長期追跡により、毛包再生に対する間充織の必要性を示す。したがって、我々が開発したin vivo手法により、毛包内での増殖を調節する細胞機構の直接的な観察が可能になり、生理的再生過程での毛包構成要素の機能的必要性を正確に調べることができるようになった。 Full Text PDF 目次へ戻る