Letter 宇宙:レーザー生成衝撃波におけるスケールされた原始銀河種磁場の生成 2012年1月26日 Nature 481, 7382 doi: 10.1038/nature10747 銀河磁場の起源に対する標準モデルは、ダイナモ過程あるいは乱流過程による種磁場の増幅を通じ、現在の観測と矛盾しないレベルとなるというものである。他のメカニズムが作用する可能性もあるが、始原的な場がない場合は、圧力と温度の勾配のずれによる電流(ビアマンバッテリー過程)が銀河の形成に必然的に関係している。原始銀河構造の崩壊に関連した衝撃波における幾何学的な非対称性によって引き起こされるビアマンバッテリー過程は、およそ10−21ガウスの微弱な種磁場を生成すると考えられている。過去20年の間に高出力のレーザーシステムが出現したのに伴い、単純な相似関係を用いることで、宇宙環境を実験室で実効的に再現することができるという、研究の新時代が開かれた。本論文では、ビアマンバッテリー効果によって種磁場を生成した実験結果について報告する。我々は、これらの結果が銀河間物質のスケールに拡大でき、そこでは約7億年の時間スケールにわたって作用する乱流が、種磁場を銀河の進化に影響を及ぼすほど十分に増幅できることを明らかにしている。 Full Text PDF 目次へ戻る