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宇宙:以前に赤色巨星だった星の周囲をめぐる小型の惑星からなるコンパクトな系

Nature 480, 7378 doi: 10.1038/nature10631

親星からおよそ1天文単位(1 AUは地球–太陽間の距離)未満の距離を軌道運動する惑星は、親星が赤色巨星になったときに飲み込まれると予測されている。これまでの観測から、赤色巨星の段階を過ぎた親星(post red-giant star)で、0.116 AUという近い距離で軌道運動する巨大惑星、あるいは親星に近接した軌道にある褐色矮星の伴星を持つものの存在が明らかになっており、これらの天体が飲み込まれても生き残れることが示されている。惑星が壊されることなく赤色巨星の外層深くまで引き込まれることが可能かどうか、あるいは親星の進化自体が影響を受ける可能性があるのかどうかについては、よくわかっていない。本論文では、赤色巨星の段階を過ぎた、B型高温準矮星である天体KIC 05807616から0.0060および 0.0076 AUの距離を、それぞれ5.7625 および 8.2293 時間の周期で軌道運動している、2つのほぼ地球規模の大きさの天体の存在について報告する。これらの天体はおそらく、以前に赤色巨星だった際にその外層深くまで侵入したが、生き残ったのだろう。これらは、蒸発した巨大惑星の高密度のコアと考えられ、親星に飲み込まれる間にその近くに運ばれて、B型高温準矮星の形成に必要な質量損失の引き金となった可能性がある。このことは、このタイプの星の一部が連星系で形成されなかった理由を説明できるかもしれない。

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