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地球:ガンブルツェフ山脈の隆起を引き起こした東南極のリフト作用

Nature 479, 7373 doi: 10.1038/nature10566

ガンブルツェフ氷河下山脈は、東南極氷床の下に完全に隠されているので、地球上で最も解明の進んでいないテクトニクス的特徴となっている。その高い高度と幼年期の高山地形は、東南極クラトンの上という場所と合わせて、山脈が1958年に発見されて以来、矛盾をはらんだ問題として研究者を悩ませてきた。ガンブルツェフ山脈の高山地形は、氷床下では長期的な浸食速度がきわめて遅いことを反映している可能性があるが、山脈の成因についてはまだ問題が多い。本論文では、レーダー、重力および磁場データから得られた、ガンブルツェフ山脈の地殻構造と隆起機構についての初の包括的見解を提示する。地球物理学的データは、ガンブルツェフ山脈を取り囲む2,500 kmの長さの東南極リフト系と、山脈下の厚い地殻の根を明らかにしている。地殻の根は、原生代に東南極内部が組み合わさったとき(おそらく約1 Gyr前)に形成され、古い造山帯の一部と同じように保存されて、ずっと後の二畳紀(約250 Myr前)と白亜紀(約100 Myr前)のリフト作用の間に復活したと我々は考えている。東アフリカと同様に、東南極の内部はリフト運動過程による影響を受けた先カンブリア代の地域の寄せ集めである。我々のモデルは、リフト斜面の隆起、根の浮力、河川浸食と氷河浸食に対するアイソスタシー応答の組み合わせによって、ガンブルツェフ山脈の高い高度と起伏が説明されることを明らかにしている。ガンブルツェフ山脈の進化は、リフト作用と保存された造山帯の根が、その下の先カンブリア代のリソスフェアを大きく変化させることなく、大陸内部で広い地域にわたる高い地形を形成できることを立証している。

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