Letter 宇宙:2つのタイプの超新星によって作られた2つのX線パルサー集団 2011年11月17日 Nature 479, 7373 doi: 10.1038/nature10529 宇宙の中性子星の圧倒的多数は、2つのタイプの超新星によって形成されたと考えられている。第一のタイプは鉄コア重力崩壊型の超新星で、大質量星が縮退した鉄のコアを進化させ、それがチャンドラセカール限界を超えたときに生じる。第二のタイプは電子捕獲型超新星で、より低質量の酸素–ネオン–マグネシウムのコアの崩壊に関連して生じ、このコアはネオンやマグネシウムの核が電子を突然捕獲することで圧力の支えを失って崩壊する。これらの形成経路を介して作られる2つの種族の中性子星を区別することは、これまで不可能だった。本論文では、中性子星を保持しているX線パルサーのよく知られた大集団が実際に、自転周期、軌道周期および軌道離心率の特徴が異なる2つの別個の下位集団から構成されていることを報告する。Be/X線連星系であるこの集団は、より質量の大きな伴星から物質を降着させている中性子星を含んでいる。これら2つの下位集団は、中性子星を形成する超新星の異なる2つのタイプにほぼ確実に関係しており、電子捕獲型超新星は、短い自転周期、短い軌道周期と小さな離心率を持つ系を選択的に形成している。2つの下位集団に分割されることは、自転周期の対数分布に最もはっきりと見られ、この結果はこれまで予測されたことがなく、まだ説明されていない。 Full Text PDF 目次へ戻る