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医学:補体因子Hはマロンジアルデヒドエピトープに結合し酸化ストレスから保護する

Nature 478, 7367 doi: 10.1038/nature10449

酸化ストレスと脂質の過酸化の亢進は、加齢性黄斑変性(AMD)などの多くの慢性炎症疾患と関連している。AMDは、西欧社会における失明の主な原因であるが、その病因はほとんど知られていない。マロンジアルデヒド(MDA)は、一般的な脂質過酸化物で、AMDなどの多数の病態生理学的過程で蓄積が見られる。今回我々は、補体因子H (CFH)が主要なMDA結合タンパク質であって、マウスでのマクロファージによるMDA修飾タンパク質取り込みとMDAが誘導する炎症性の影響の両方をin vivoで阻害できることを突き止めた。CFHのH402多型はAMDと強く関連しており、CFHのMDA結合能を著しく低下させ、これは病気の発症原因との関係を示している。我々の知見は、酸化ストレスに対する自然免疫応答の作用機構についての重要な手がかりとなり、AMDなどの慢性炎症性疾患の予防と治療に活用できるかもしれない。

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