Letter 宇宙:連星系をなす中性子星の合体から生じる重力波の後に続く検出可能な電波フレア 2011年10月6日 Nature 478, 7367 doi: 10.1038/nature10365 中性子星からなる連星で起こる合体は、重力波の強力な源となる。それらはまた、準相対論的およびやや相対論的なアウトフローを噴出させる可能性があり、短時間のγ線バーストの原因であると考えられている。合体後に数週間から数か月の間持続する電磁気的な特性は、重力波検出の今後の主張をどんなものであれ後押しするものとなると考えられる。本論文では、やや相対論的なアウトフローと周辺媒質との相互作用が、1.4ギガヘルツにピーク放射を持つ電波フレアを発生させるという計算結果を示す。このフレアは、赤方偏移が0.1のところまで、数週間検出可能なサブミリジャンスキーのレベルで持続する。もっとゆっくりとした準相対論的アウトフローは、これよりわずかに短い距離範囲から1.4ギガヘルツに加えて150メガヘルツでも数年間にわたって検出可能なフレアを発生させる。電波トランジェントRT 19870422は、我々のモデルで予測された特性を持ち、その起源として最も可能性の高いものは2個の中性子星からなるコンパクトな連星で起こった合体である。短時間のγ線バーストに通常伴う電波が検出されないことは(我々がここで論じているやや相対論的な、および準相対論的なアウトフローからの電波)、電波トランジェント群に対する制約とはならない。なぜなら、短時間のγ線バーストの赤方偏移は、典型的に0.1より大きく、適切な時間スケール(数週間よりも長い)でのサンプリングがなされていないためである。 Full Text PDF 目次へ戻る