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気候:大気中の二酸化炭素が増加した際に起こる、強力な温室効果ガスの土壌からの放出増大

Nature 475, 7355 doi: 10.1038/nature10176

大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の増大は、微生物活動や含水量など、土壌の生物的および非生物的条件に影響を与える可能性がある。ひいては、これらの変化により、重要な温室効果ガスである一酸化二窒素(N2O)やメタン(CH4)の生成と消費が変化する可能性も予想される。しかし、大気中のCO2が増加した条件下でのN2OとCH4の土壌フラックスに関する研究結果は、定量的にまとめられていない。本論文では、メタ分析を用いて、CO2の増加(463から780 ppmvの範囲)は、陸土からのN2O放出や水田や自然湿地からのCH4放出を活発化させることを示す。温室効果ガス放出の増大は陸域生態系の放射強制力を強めるため、これらの放出は、大気中のCO2濃度が増加した条件下での陸域の炭素シンクの増大から以前に予測されていた気候変化緩和能力の、少なくとも16.6パーセントを相殺すると予想される。したがって、今回の結果は、気候の温暖化を減速させる陸域生態系の能力が、過大評価されていたことを示唆している。

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