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宇宙:エンセラダス上の組成成層をなすプリュームの起源は塩水貯留領域である

Nature 474, 7353 doi: 10.1038/nature10175

土星の小さい氷衛星エンセラダスの比較的高温な割目(「虎の縞模様」)から、水蒸気と氷粒子からなるプリュームが噴出しているのが発見され、プリュームの起源が地下にある液体なのか、それとも氷の分解なのかという疑問が生じた。プリュームによって土星の希薄なEリングへ注入される粒子について以前に行われた組成分析では、すでに液体の水の存在が示唆されているが、プリューム放出を駆動している機構についてはまだ議論が続いている。本論文では、発生源の近くにある新鮮な噴出粒子の組成分析について報告する。塩に富んだ氷粒子が、放出された固体の全質量フラックスの大部分(99 %より多い)を占めていることがわかったが、土星のEリングへ脱出した固体の中にはそれらがほとんど含まれていない。有機化合物を含んだ氷粒子は、プリュームの濃い領域内により多く存在することがわかった。カッシーニ探査機の以前の観測結果は、さまざまなプリューム形成機構と両立するものだったが、今回のデータは液体起源をとらないモデルを排除または厳しく制限するもので、プリューム内物質のほぼすべてが広い蒸発面を持つ塩水貯留領域から供給されていることを強く示している。

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