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医学:抗糖尿病効果のある核内受容体依存性ホスファチジルコリン経路

Nature 474, 7352 doi: 10.1038/nature10111

核内ホルモン受容体はさまざまな代謝経路を調節し、オーファン核内受容体LRH-1(別名NR5A2)は胆汁酸生合成を調節する。構造についての研究から、リン脂質がLRH-1のリガンドである可能性が明らかになっているが、それらの機能との関連は解明されていない。本論文では、炭素数12の飽和脂肪酸アシル側鎖を2個持つ珍しいホスファチジルコリン種(ジラウロイルホスファチジルコリン[DLPC])が、in vitroにおいてLRH-1のアゴニスト効果を示すリガンドであることを示す。DLPC投与によって、マウス肝臓での胆汁酸生合成酵素の誘導、胆汁酸レベルの上昇、および肝臓のトリグリセリドと血清グルコースの低下が引き起こされる。インスリン抵抗性の2つのマウスモデルでも、DLPC投与によって、脂肪肝の軽減およびグルコース恒常性の改善が見られた。このような抗糖尿病効果も抗脂肝効果も、肝臓特異的Lrh-1ノックアウトマウスでは失われる。これらの知見は、胆汁酸代謝とグルコース恒常性を調節するLRH-1依存的なホスファチジルコリンシグナル伝達経路を明らかにしている。

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