Letter 宇宙:水素が欠乏した非常に明るい星の爆発 2011年6月23日 Nature 474, 7352 doi: 10.1038/nature10095 超新星は、重力エネルギーや熱核反応エネルギーで駆動される恒星の爆発であり、数週間かそれ以上放出される電磁放射として観測される。知られているすべての超新星において、この放射は、流出している放出物質内に蓄積された内部エネルギーを起源としており、このエネルギーは、新しく合成された元素(通常は56Ni)の放射性壊変、超巨星の外層内の爆発衝撃波、ゆっくり移動する水素に富んだ星周物質とデブリとの間の相互作用という3つの過程のうちの1つ以上によって蓄積される。本論文では、これらのどの過程でも説明できない特徴を持つ明るい超新星種を観測したことを報告する。この種には、我々が発見した4つの新しい超新星と、同じ種に属することが今回新たに同定された、これまで説明されていなかった2つの事象(SN 2005apとSCP 06F6)が含まれる。これらの超新星はすべて、大部分のIa型超新星よりも10倍程度明るく、水素の痕跡が全くなく、相当量の紫外線フラックスを長期間放射し、後期の崩壊率(放射能と矛盾する)を示す。我々のデータによれば、観測された放射は、広い範囲(半径1015 cmほどの範囲)に分布し高速(秒速104 km)で広がっている、水素を含まない物質から放出されていなければならない。このような長寿命の紫外発光事象は、赤方偏移z > 4の位置まで観測することができる。 Full Text PDF 目次へ戻る