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細胞:単一分子プルダウン法を用いた細胞タンパク質複合体の解析

Nature 473, 7348 doi: 10.1038/nature10016

タンパク質は巨大分子複合体の形をとって、細胞の機能の大半を実行している。同じタンパク質がそれぞれ異なる複合体に組み込まれて、さまざまな機能を果たしていることもしばしば見られる。細胞内でのタンパク質相互作用を集合的に同定する現在の方法では、このような相互作用の生理的な置換は明らかにできない。本論文では、従来のプルダウン法と単一分子蛍光顕微鏡法の原理を組み合わせて、個々の細胞タンパク質複合体を直接可視化できる単一分子プルダウン法(SiMPull)について述べる。SiMPullでは、プロテインキナーゼAの例で示すように、in vivoのタンパク質複合体にどのような種類のタンパク質が何個含まれるかを明らかにできる。また、この方法が、細胞質や膜、細胞小器官に見られるさまざまなシグナル伝達タンパク質にも、動物組織抽出物から得られた内在性タンパク質複合体にも、広く応用可能であることも実証する。プルダウンの対象となったタンパク質は機能を維持しており、それ以上処理しなくても単一分子生化学研究に使用できる。SiMPullは、生物経路におけるタンパク質集合体を解析するための、迅速で高感度のロバストな基本的手法となるだろう。

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