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古生物:オルドビス紀の巨大なアノマロカリス類

Nature 473, 7348 doi: 10.1038/nature09920

アノマロカリス類は、表皮がわずかに硬化した巨大な無脊椎動物捕食者で、保存状態がきわめて良好なカンブリア紀前期および中期(5億4,200万〜5億100万年前)の複数の生物相に認められ、バージェス頁岩型動物相の原始的な生物群が示す奇妙な形態を象徴する存在になっている。この仲間は、前方の分節化した1対の付属肢、口の周囲のプレートからなる小円盤構造、および体節ごとに1対の柔軟な側葉を持ち真の背板のない分節化した長い胴体を特徴としている。かつては、前方の付属肢や口の小円盤などの体の各部分が解体した状態で見つかり、それぞれがさまざまな分類群に割り振られていたが、カンブリア紀中期のバージェス頁岩から完全な標本が発見されたことで、これらのさまざまな構成要素はすべて単一種類の動物のものであることが明らかになった。系統発生解析により、アノマロカリス類は真正節足動物の姉妹群として節足動物ステム群内に位置することが裏付けられている。アノマロカリス類は、カンブリア紀の群集で最大の動物であった。年代が最も新しい明確な標本は、カンブリア紀中期のMarjum累層(米国ユタ州)から出土しているが、アノマロカリス類の特徴の一部を保持する節足動物はドイツのデボン紀層にも見つかっている。本論文では、カンブリア紀より後にもアノマロカリス類が存在していたことを示す。我々が見つけたのは、モロッコ南東部のオルドビス紀前期(4億8,800万〜4億7,200万年前)のFezouata生物相に由来する化石で、そこにはカンブリア紀生物相のどのアノマロカリス類よりも大きな標本が含まれている。これらの巨大な動物は、従来考えられていたよりも約3,000万年長い期間にわたって、一部の海洋群集の重要な構成要素であった。今回のモロッコ標本群では、胴体節上の横に伸びた軸に付いている柔軟な葉状構造が背側に並んでいる。この葉状構造は鰓として機能していたと考えられる。

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