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進化:ドイツで出土した始新世のトカゲ化石によって明らかになったミミズトカゲ類の起源

Nature 473, 7347 doi: 10.1038/nature09919

ミミズトカゲ類は、地中生活をするトカゲ類からなる種数の多い分岐群であり、ヘビに似た体、および頭部での地中掘削に適応して高度に堅牢化された頭蓋を特徴とする。ミミズトカゲ類の進化的起源については異論があり、分子データではカナヘビ類(旧世界陸生トカゲ類の分岐群)と統合されるが、形態学的にはヘビ類など肢のない有鱗類との統合が支持されている。ミミズトカゲ類ステム群の化石の報告に関しては誤りが立証されており、このような相いれない系統発生学的仮説の検証やミミズトカゲ類の祖先の生態の解明に化石が用いられたことはこれまでなかった。本論文では、ドイツの始新世メッセル採掘場から発掘された新しいカナヘビ様トカゲの化石の発見について報告する。この化石は、その堅牢で無動性の頭蓋頂部および脳頭蓋から、カナヘビ–ミミズトカゲ類が単系統であることを示す最初の形態的証拠となり、体の伸長および無肢化がミミズトカゲ類とヘビ類とで別々に進展したという見方の裏付けとなる。有鱗類の体形の形態計測の分析および生態学的特徴は、この新たな分類群の頭部より後方の構造が、機を見て穴を掘る習性ときわめてよく合致していることを示している。この構造と頭蓋堅牢化とをあわせて考えると、頭部での地中掘削は体の伸長以前に進化したものであり、こうした地中掘削がミミズトカゲ類の地中生活の進化にとって重要な最初の一歩になった可能性が示唆される。

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