Letter 医学:BCL6はPh+急性リンパ芽球性白血病細胞がBCR–ABL1キナーゼ阻害から生存できるようにする 2011年5月19日 Nature 473, 7347 doi: 10.1038/nature09883 チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)は、BCR–ABL1などの発がん性チロシンキナーゼによって発症する白血病患者の治療に広く用いられている。最近の研究は、変異型チロシンキナーゼも阻害する、さらに有効性の高いTKIの開発に集中している。しかし、有効性の高いTKIでも白血病発症細胞(LIC)の根絶はおおむねうまくいかず、最初は治療が成功してもその後に白血病が再発することが多い。今回我々は、TKIの投与に応答して見られる新規の薬剤耐性機序を発見したことを報告する。これは白血病細胞に保護的に働くフィードバックシグナル伝達を基盤としている。この薬剤耐性シグナル伝達経路の中心的因子はBCLであることが突き止められ、BCL6を標的とする阻害は薬剤耐性および白血病を発症させるサブクローンの根絶につながることが実証された。 Full Text PDF 目次へ戻る