Letter 宇宙:永年的な惑星–惑星相互作用から生じるホットジュピター 2011年5月12日 Nature 473, 7346 doi: 10.1038/nature10076 「ホットジュピター」(親星に近接した軌道を持つ木星質量程度の太陽系外惑星)の約25パーセントは、実際には親星の自転と逆方向に軌道運動している。連星系中の遠方にある伴星による摂動が、大きな軌道傾斜角を生み出すことはあるが、系全体の角運動量に対して逆行する軌道を説明することはできない。恒星の場合には、このような軌道は、階層的な三重星系の永年(つまり長期間の)摂動を介して形成されうる。我々は、惑星について類似の解析を、八重極子の次数効果と潮汐摩擦の両方を含めて行い、全体の角運動量に対して逆行する軌道を持つホットジュピターを作り出せることを見いだした。遠方にある恒星質量の摂動体では、このような結果は得られない。惑星摂動体では、全体の角運動量に平行な内側の軌道の角運動量成分が一定である必要はない。実際、我々が示すように、角運動量成分は符号の変化までも可能であり、逆行する軌道が生じる。内側の軌道のカオス的な進化の間に起こる、非常に大きな離心率への短期間の偏移によって、惑星–親星の潮汐相互作用が急速にその軌道を円形にし、惑星を切り離して、逆行するホットジュピターの形成が可能になる。 Full Text PDF 目次へ戻る