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細胞:小胞輸送の方向は、Sec23との連続した相互作用によって制御される

Nature 473, 7346 doi: 10.1038/nature09969

小胞輸送が方向性を獲得する仕組みは、細胞生物学における重要だが未解決の問題である。Sec23p/Sec24p被覆複合体は、小胞体から出芽する場合に、融合装置(SNARE)を小胞に振り分ける。繋留因子のTRAPPIがSec23pに結合すると、小胞のゴルジ体への繋留が開始される。被覆がどこで放出され、またこの事象が膜融合とどのように関係しているのかは明らかになっていない。本論文では、酵母の輸送解析を用いて、小胞体由来の小胞はゴルジ体に到達するまでその被覆を保持していることを示す。到着に次いで、ゴルジ体関連キナーゼであるHrr25p(CK1δのオーソログ)が、Sec23p/Sec24p複合体をリン酸化する。被覆のリン酸化および脱リン酸化はそれぞれ、小胞の融合および出芽に必要である。さらに、Sec23pが、TRAPPIやHrr25pなどの結合相手と次々と相互作用することで、小胞体–ゴルジ体間輸送の方向性が確保され、また、COPII小胞の小胞体との逆融合が防止されることがわかった。これらの事象は哺乳類細胞で保存されている。

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