Letter 地球:リフト縁辺域における深さに依存した伸張と二段階断裂およびクラトンのアンダープレーティング 2011年5月5日 Nature 473, 7345 doi: 10.1038/nature09988 一様なリソスフェアの伸張によって、非火山性リフト縁辺域の基本的性質は予測されるが、他の重要な特徴は説明できない。大陸マントルリソスフェアが大規模に広がって海底に露出しているイベリア–ニューファウンドランド共役帯などの「I種」縁辺と、薄い大陸地殻が広く広がり、その下部では大陸下部地殻とマントルリソスフェアが取り除かれているように見える南大西洋中央の広大な縁辺域などの「II種」縁辺の間には、顕著な違いが観測されている。そのどちらも一様な伸張とは対応していない。その代わりに、地殻とマントルリソスフェアのどちらかが選択的に取り除かれている。力学的モデルを用いて、これらの縁辺域は正反対の端成分であり、I種縁辺では深さに依存した伸張によってマントルリソスフェアの断裂に先立って地殻のくびれによる断裂が生じ、II種縁辺ではその逆が起きていることを示す。このような2つの層の二段階断裂によって相違点が説明され、付随する堆積盆地の様式が影響を受ける。水平方向に流れる下部マントルリソスフェアのクラトンはII種縁辺域の下にアンダープレーティングすることがあり、そのためその特異な特徴の一因となっている。 Full Text PDF 目次へ戻る