Letter 地球:潮汐散逸と地球内部磁場強度 2010年12月16日 Nature 468, 7326 doi: 10.1038/nature09643 地球表面における磁場は核内部の磁場のごく一部にすぎない。内部磁場の強度と構造はよくわかっていないが、その詳細は地球ダイナモの解明に重要である。本論文では、潮汐散逸の測定から磁場強度の間接的な推定値を得たことを報告する。地球流体核内で潮汐により駆動される流れは内部剪断層を発達させ、これが内部磁場を歪めて電流を発生させる。その結果、オーム損失によって、潮汐運動が減衰し、地球の章動に検出可能な徴候が生じる。章動の異常散逸を示すこれまでに報告されている証拠は、2.5 mTという核平均磁場で説明でき、高い流体粘性や、内核境界でのより強い磁場を考える必要がない。内部磁場の推定値は地球ダイナモに必要とされる仕事率に制約を与える。 Full Text PDF 目次へ戻る