Article 生理:ショウジョウバエ幼虫の体壁には光忌避にかかわる光受容器が全面にわたって配置されている 2010年12月16日 Nature 468, 7326 doi: 10.1038/nature09576 視覚や光走性、光の忌避にかかわる光受容体は、目やショウジョウバエ幼虫のBolwig organのような目に類似した構造に集まっているのが普通である。しかし意外なことに、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)幼虫のクラスIV dendritic arborizationニューロン(daニューロン)は紫外線、紫色光および青色光に応答し、光忌避、特に光強度が高いときの光忌避の主要なメディエーターとして働くことがわかった。これらのクラスIV daニューロンはすべての体節に存在し、その樹状突起は幼虫の体壁全体をほぼ完全に覆うように、重複することなく配置されている。樹状突起に光を当てると、クラスIV daニューロンが活性化される。この新規な光受容器はショウジョウバエのほかの光受容器とは異なった光伝達装置を使っており、これによって幼虫は体全体で光への曝露を感知し、危険な場所から移動できる。 Full Text PDF 目次へ戻る