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物理:4つの量子メモリー間でのスピン波のエンタングルメント

Nature 468, 7322 doi: 10.1038/nature09568

量子ネットワークは、量子チャネルを通してコヒーレントに相互作用する量子ノードからなり、科学研究における広範な新領域を開くものである。例えば、量子ネットワークは、計算や通信用の量子プロセッサーをつなぐ「ウェブ」として、あるいはチャネルを仲介したノード間の相互作用に起因する量子臨界現象の研究を可能にする「シミュレーター」として働くことができる。量子ネットワークの物理的実現には一般的に、複数の量子メモリー間でエンタングル状態を生成・記憶し、記憶されたエンタングルメントを量子チャネルに効率よく転送しネットワーク中に配信することのできる力学系が必要である。このような性能は、さまざまな二者間の系で実証されてきたが、量子メモリーに記憶された多者間エンタングルメントを量子チャネルに「マッピング」できる相互接続については、エンタングル状態が実現していない。今回我々は、4つの原子メモリーに記憶された測定誘起型エンタングルメント、原子エンタングルメントの4つのフォトニックチャネルへのユーザー制御コヒーレント転送、および量子不確定性関係を用いた完全四者間エンタングルメントの特性評価を示す。したがって、今回の結果は、量子ネットワーク中の多者間エンタングルメントの配信における進展を示している。また、我々のエンタングルメント検証法が、熱平衡状態にある凝縮物質系のエンタングルメント秩序の研究に適していることも示す。

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