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進化:性決定機構の気候によって駆動される個体群分岐

Nature 468, 7322 doi: 10.1038/nature09512

性決定は非常に重要な生物学的過程であるが、その仕組みは極めて多様である。脊椎動物の性は、親から受け継がれる遺伝因子によって決定される場合もあれば、胚発生時の外界温度によって決定される場合もある。しかし、この多様性の進化的原因はまだよくわかっていない。今回、ある種の胎生トカゲ類では、種の分布域内の気候が極端に異なる場所に棲むものの間では性決定機構が異なっており、低地では温度依存的な性決定が起こり、高地では遺伝子型による性決定がみられることを示す。野外データでパラメーター化した論理モデルによって、こうした性決定機構にみられる分岐と、それがコホートの性比の年々変動にもたらす結果が正確に予測される。さらに、性決定に対する自然選択の標高差による差異は、トカゲの生活史への気候の影響および年々変動の規模の気温の変化に起因することもわかった。今回の結果から、表現型の可塑性および環境による選択が性決定機構の種内分岐を駆動することについて適応的説明が確立され、これによって、脊椎動物の性決定の多様性に関する発生的、生態的、進化的な基盤を統合するための統一的な枠組みがもたらされる。

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