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神経:条件付けされた恐怖のゲートとして働く扁桃体の微小回路の遺伝的解析

Nature 468, 7321 doi: 10.1038/nature09553

パブロフ型の条件付けされた恐怖の処理に扁桃体のさまざまな核(神経解剖学的な細区画)が果たす役割については詳しく研究されているが、これらの核に存在する不均一なニューロンのサブタイプの機能についてはほとんど解明されていない。今回我々は、分子遺伝学的手法を用いて、扁桃体中心核の外側亜領域(CEl)に位置するGABA作動性ニューロン群について、機能的な結合のマップを作製した。これらのニューロンは、プロテインキナーゼC-δ(PKC-δ)を発現している。扁桃体切片でのチャネルロドプシン-2を用いる神経回路マッピングと細胞特異的ウイルス追跡法により、PKC-δ+ニューロンは扁桃体中心核内側亜領域(CEm)の出力ニューロンを抑制し、さらにCElのPKC-δ−ニューロンと相互に抑制性シナプスを作ることを示す。in vivoでPKC-δ+ニューロンを電気的に抑制したところ、これらのニューロンが、条件付けされた刺激によって抑制されることが生理学的に同定されたCEloffとよばれる単位に相当することが示唆された。この一致と行動データとを考えあわせると、CEl内にある抑制性微小回路がCEmの出力を制御し、条件付けされたすくみ行動の程度を調節していると考えられる。

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