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進化:ゲノムの複雑性のエネルギー論

Nature 467, 7318 doi: 10.1038/nature09486

複雑な生物はすべて真核(核をもつ)細胞で構成されている。40億年の間に原核生物から真核細胞がたった1回だけ出現し、その場合を除くと原核生物はより高い複雑性を進化させる傾向を示していないが、それはなぜだろうか。原核生物のゲノムサイズは生体エネルギー論による制約を受けている。ミトコンドリアを生じた細胞内共生は、生体エネルギー産生膜に関してDNA分布を再構築し、発現される遺伝子数に20万倍もの著しい増大をもたらした。ゲノム容量のこうした飛躍的拡大は、ミトコンドリアのもつ能力に全く依存したものであり、多細胞生物に至る重要な新機軸である真核生物の複雑性をもたらす必要条件であった。

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