Letter 宇宙:小惑星P/2010 A2にみられる残骸でできた尾の起源は2009年の衝突である 2010年10月14日 Nature 467, 7317 doi: 10.1038/nature09453 特異な天体P/2000 A2は2010年1月に発見され、中央の凝縮部やコマは存在しないものの、物質の尾があることで、彗星であるとされた。主小惑星帯内側の小惑星軌道(小さな離心率と軌道傾斜角をもつ)上にあるこの天体の外観は、最近認められた主小惑星帯彗星の新しいメンバーではないかと思わせるもので、関心を集めた。もし確認されれば、この新しい天体は、主小惑星帯彗星が発見される太陽からの距離範囲を拡張する可能性がある。本論文では、ロゼッタ探査機によるP/2010 A2の観測について報告する。尾は、彗星の活動期間にではなく、単一の事象によって生じたと結論された。このことは独立した複数の結果と一致する。尾は、親小惑星の近くに残る、ミリメートルからセンチメートルの大きさの比較的大きな粒子から構成されている。尾の形は最初の衝突によって大きな残骸の塊が放出され、それがすぐに崩壊・分散したとして説明できる。これは、2009年2月10日ごろに発生した小惑星の衝突であると決定された。 Full Text PDF 目次へ戻る