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遺伝:xnd-1は線虫での広範囲の組み換え状況を調節している

Nature 467, 7317 doi: 10.1038/nature09429

減数分裂における交差組み換えは、発生中の配偶子への正常な分離に必要とされる相同染色体間での物理的連鎖を確立し、また親染色体間で遺伝物質をシャッフルすることにより、遺伝的多様性を促進する。鎖交換の基質を作るために、交差には二重鎖切断(DSB)の形成が必要である。DSBはホットスポットとよばれる狭い区間で起こり、ホットスポットの使用には個体間で大きなばらつきがみられる。このばらつきは、配列自体およびクロマチン構造における差異、DNAトポロジー、そして染色体領域の編成のいずれか、あるいはすべてを反映していると考えられる。染色体の不分離(NDJ)の頻度には差があり、これは減数分裂の交差制御の内在的な差を反映しているが、これらの差が生じる理由についてはわかっていない。本研究では、新規のクロマチン因子X non-disjunction factor 1xnd-1)が、線虫(Caenorhabditis elegans)における交差の広範囲での分布に関与することを示す。xnd-1はX染色体の二重鎖切断(DSB)形成にも必要とされるが、意外にもXND-1タンパク質は常染色体に多く存在する。xnd-1は、X染色体特異的遺伝子サイレンシングに必要な遺伝子群とは独立に機能し、このことから生殖系列でX染色体と常染色体を区別する新規の経路が示される。さらに、xnd-1は、少なくとも部分的にはH2Aリジン5のアセチル化レベルの調節によって、交差に影響を及ぼすことも示す。

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