Review Article 医学:がん研究を標的治療に結びつける 2010年9月30日 Nature 467, 7315 doi: 10.1038/nature09339 がん治療薬開発の重点は、非特異的に細胞を傷害する化学療法薬から、有効性がより高く副作用はより少なくなるように合理的に設計された分子標的薬へと移行してきた。だが、一部の成功にもかかわらず、薬剤の開発は相変わらず困難で非常に時間がかかっている。本総説では、薬剤開発過程にかかわる問題を明確にし、この過程を改良し促進できると思われる方法を提案する。我々は、統合的ながん研究およびバイオマーカーによる適応型の仮説検証的臨床試験への移行が進むと予想している。その目標は、個別治療に用いるための患者特異的な効果をもつがん治療薬の開発であり、個々の患者とそのがんを遺伝学的および生物学的に詳しく解明することで治療法選択がなされる。 Full Text PDF 目次へ戻る