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生化学:ヌクレオソームコア粒子に結合したRCC1クロマチン因子の構造

Nature 467, 7315 doi: 10.1038/nature09321

低分子量GTPアーゼRanは、染色体近傍にRanGTPの濃度勾配を作り出すことにより、核輸送や有糸分裂などの重要な真核細胞機能を調節している。この濃度勾配はクロマチンに結合したRCC1(regulator of chromosome condensation)タンパク質によって作り出され、これがRanをヌクレオソームに動員して、Ranのヌクレオチド交換活性を活性化する。RCC1は、ヌクレオソームに直接結合することが示されているが、この相互作用の分子レベルでの詳細はまだわかっていない。本論文では、ショウジョウバエ(Drosophila)のRCC1とヌクレオソームコア粒子が作る複合体の分解能2.9 Åでの結晶構造を決定し、クロマチンタンパク質がヌクレオソームのヒストンおよびDNA成分と相互作用する仕組みを原子レベルで明らかにする。この構造から、Widom 601 DNAポジショニング配列は、予測されたように標準的な147塩基対が巻き付いた粒子ではなく、145塩基対が巻き付いたヌクレオソームコア粒子を形成するヌクレオソーム内に存在すると考えられる。

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