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宇宙:マイクロクエーサーはくちょう座X-3における極度の粒子加速

Nature 462, 7273 doi: 10.1038/nature08578

活動銀河中の超大質量ブラックホールは、粒子を相対論的な高エネルギーまで加速することができ、γ線放射を伴ったジェットを生成する。銀河系内の「マイクロクエーサー」は伴星からガスの降着を受けている中性子星、あるいは恒星質量ブラックホールからなる連星系だが、これらもおおむね電波フレアを伴う相対論的ジェットを生成する。はくちょう座X-1で発見された単独現象は別として、これまでマイクロクエーサーでギガエレクトロンボルト、あるいはそれ以上のエネルギーへの粒子加速があるとする系統的な証拠は存在せず、そのため、ジェットにエネルギーを与える機構はまだ不確かである。本論文では、マイクロクエーサーであるはくちょう座X-3(散発的に電波ジェットを生じる例外的なX線連星)からの100 MeVを超えるエネルギーをもつ4回のγ線フレアについて報告する。γ線フレアと、電波放射およびX線放射の過渡的なスペクトル状態との間には、明瞭な時間的相関パターンが存在する。粒子の加速は、4回のフレアのうち2回で、電波ジェット放出の数日前に発生し、これはジェットの形成過程が非常に高エネルギーの粒子生成と関係があることを意味している。はくちょう座X-3におけるフレア発生時の粒子エネルギーは、静穏時の数千倍である可能性がある。

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