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構造生物学:構造から五量体アクアポリン様チャネルであることが明らかになったギ酸輸送体FocA

Nature 462, 7272 doi: 10.1038/nature08610

FocAはギ酸-亜硝酸輸送体ファミリーの代表的なメンバーで、細菌、古細菌、菌類や寄生虫で短鎖の酸を輸送している。ギ酸-亜硝酸輸送体ファミリーの構造や輸送機構はまだわかっていない。今回我々は、大腸菌(Escherichia coli)FocAの2.25 Å分解能での結晶構造を報告する。FocAは対称的な五量体を形成しており、膜を6回貫通するセグメントが各プロトマーによって構成されている。アミノ酸配列の相同性がないにもかかわらず、FocAプロトマーの全体構造はアクアポリンとよく似ており、FocAが輸送体でなくチャネルであることの強力な証拠となる。構造解析により、重要と考えられるチャネル残基が同定され、チャネル経路が明確になり、2つの狭窄部位が明らかになった。アクアポリンと異なり、FocAは水を通さないがギ酸は通過させる。構造的および生化学的解析により、FocAチャネルの活性について機構に関する手がかりが得られた。

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