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細胞:自然免疫および化学的に引き起こされた酸化ストレスにより翻訳忠実度が変化する

Nature 462, 7272 doi: 10.1038/nature08576

翻訳忠実度はタンパク質や細胞の機能に不可欠だが、これには転移RNA(tRNA)の正確なアミノアシル化が必要である。精製されたアミノアシルtRNAシンテターゼは、10,000〜100,000結合当たり1エラーという忠実度を示す。しかし、in vivoでのtRNAアミノアシル化の正確性は明らかではなく、かなり低いと考えられる。本論文では、哺乳類細胞において、タンパク質合成に使用されるメチオニン(Met)残基のおよそ1%がアミノアシル化されて、非メチオニルtRNAになることを示す。意外にも、Metの誤ったアシル化は、生ウイルスや非感染性ウイルス、Toll様受容体リガンド、あるいは化学的に引き起こされた酸化ストレスに細胞が曝露されると、最大10倍まで増加する。Metは誤ってアシル化されて特定の非メチオニルtRNAファミリーになり、このようなMetが誤ってアシル化されたtRNAは翻訳に使用される。Metの誤ったアシル化は細胞の酸化酵素阻害剤によって阻害されるので、活性酸素種(ROS)が誤ったアシル化の引き金になっていると考えられる。検討した6つのアミノ酸の中では、Metの場合のみにtRNAの誤ったアシル化が起こる。Met残基はROSを介する損傷からタンパク質を保護することが知られているため、Metの誤ったアシル化は順応性のある機能により、タンパク質へのMetの取り込みを増加させ、酸化ストレスから細胞を保護している、と我々は考える。mRNAの解読について予想外の条件付きの側面を示した我々の知見は、遺伝コードの重複性がもつ選択の余地の考察が重要であることを示している。

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