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免疫:発症期の自己免疫性CNS損傷におけるエフェクターT細胞の髄膜血管構造との相互作用

Nature 462, 7269 doi: 10.1038/nature08478

中枢神経系の組織は、細胞だけでなく、血中に循環しているほとんどの高分子が透過できない特殊化した血管によって、循環血液から効果的に遮断されている。この一見完璧な隔絶にもかかわらず、中枢神経系組織は免疫系に監視され、自己免疫性の攻撃を受けることがある。今回、Lewisラット実験的自己免疫性脳脊髄炎モデルで生体内二光子画像化法を使い、T細胞が最初に脳に到達してから自己免疫疾患が発症するまでの、エフェクターT細胞と脳の構造との相互作用過程をリアルタイムで示す。侵入してくるエフェクターT細胞が、連続的に3つの細胞組織面をはい回ることが観察された。エフェクターT細胞は、軟髄膜の血管に捕捉されると、その直後に管腔内表面で観察され、血流に逆らうようにはい進んだ。血管外に遊出した後は、T細胞は血管の外表面と下層の軟髄膜(軟膜)上を移動し続けた。そこでT細胞は、ミエリンタンパク質や外来タンパク質を効果的に抗原提示する貪食細胞と遭遇した。この接触により、エフェクターT細胞が活性化されて炎症メディエーターを産生するようになり、これにより組織侵襲のきっかけがもたらされ、炎症性細胞の浸潤が成立する。

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